初級フィンランド語

フィンランド語の文法とか

会話の成り立ってない会話と解説

会話の成り立ってない会話

Ieva: Hyvää päivää! (ヒュヴァー パイヴァー)

エヴァ:こんにちは!

Mihail: Hei! (ヘイ)

ミハイル:やあ!

Ieva: Hauska tavata! (ハウスカ タヴァタ)

エヴァ:お会いできてうれしいです。

Mihail: Kiitos Samoin. (キートス サモイン)

ミハイル:ありがとう、こちらこそ。

Ieva: Minä olen Ieva. (ミナ オレン イエヴァ)

エヴァ:私はイエヴァです。

Mihail: Minä Olen Mihail. (ミナ オレン ミハイル)

ミハイル:僕はミハイルです。

Ieva: Oletko sinä suomalainen? (オレトゥコ シナ スオマライネン)

エヴァ:あなたはフィンランド人ですか?

Mihail: Ei, Olen venäläinen. (エイ, オレン ヴェナライネン)

ミハイル:いいえ、僕はロシア人です。

Ieva: Ahha! Mutten, sinä Puhut suomea hyvin. (アハー, ムーテン シナ プフトゥ スオメア ヒュヴィン)

エヴァ:あら!ところで、あなたフィンランド語を上手に話しますね。

Mihail: Vain hähän. Ja sitten puhun myös venäjäksi. (ヴァイン ヴァハン, ヤ シッテン プフン ミュオス ヴェナヤクシ)

ミハイル:少しね。それと、ロシア語も話します。

Ieva: Конечно! Ты русский! (カニィェーシナ, トィ ルースキ)

エヴァ:もちろん!あなたはロシア人でしょう!

解説

1.国籍を言いたいとき

 「○○人、~の」ということを言いたいときは、国名の後ろに<-lainen/ -läinen>と付けます。その際、単語の頭を小文字にした方がいいです。

 一部の国名は -lainenを付けるとき国名の綴りが変化することにちゅういしてください。(例えばSuomiだと、Suomilainenだと変だからSuomalainenにします。)

2.Moi! と Hei!の違い

 日本で一番有名なフィンランド語の単語はたぶん Moi! ではないでしょうか。しかし、この記事では Hei! としています。両者は無論同じ意味ですが、Moiの方がより砕けた感じです。

3.最後のロシア語

 普通はいきなりロシア語で話したりはしません。かなりおかしいですので、実用で使っちゃいけませんよ。≪Ты≫はあなたをあらわす単語ですが、相手が複数人いるときの「あなたたち」あたる≪вы≫がより丁寧な言い方です。だが、しかし…ミハイルさんが馴れ馴れしく"Hei!"とか言ってしまったので、こちらでは≪Ты≫を使ってます。

疑問文と否定文と否定疑問文の作り方

疑問文の作り方

 フィンランド語で疑問文を作る際は、主語と動詞を入れ替えます。そこまでは英語と同じ。フィンランド語では次に、入れ替えた動詞に疑問符加詞 -ko/ -kö をつけます。

普通の文:Sinä olet suomalainen. (あなたはフィンランド人です。)

疑問文:Oletko sinä suomalainen? (あなたはフィンランド人ですか。)

 読み方は文末を上げて疑問文を読む英語、ロシア語、日本語などとは違い、普通の文と同じように文末を下げて発音します。

否定文の作り方

 現在系の否定は<否定動詞+動詞の現在語幹>という形を作って表します。

 現在語幹とは、主語に合わせて活用した動詞から人称語尾を取り除いたものです。Olla動詞の人称語尾の人称語尾は一般動詞にも適応されます。

主語 否定動詞 主語 否定動詞
minä en me emme
sinä et te ette
hän ei he eivät

 

普通の文:Minä olet suomalainen. (私はフィンランド人です。)

否定文:Minä en ole suomalainen. (私はフィンランド人ではありません。)

普通の文:He asuvat Helsingissä. (彼らはヘルシンキに住んでいます。)

否定文:He eivät asu Helsingissä. (彼らはヘルシンキに住んでいません。)

否定疑問

 否定疑問は<否定動詞に-ko/köを付けたもの+主語+動詞の現在語幹>で作ります。返答は普通の疑問文と同じでOKです。

普通の文:Sinä olet suomalainen.(あなたはフィンランド人です。)

疑問文:Oletko sinä suomalainen? (あなたはフィンランド人ですか。)

否定文:Sinä et ole suomalainen. (あなたはフィンランド人ではありません。)

否定疑問文:Et sinä ole  suomalainen?(あなたはフィンランド人ではないのですか。)

フィンランド語の語順と人称語尾とolla動詞

フィンランド語の語順

 日本語の場合、主語+目的語+動詞という語順ですが、フィンランド語は傾向としては主語+動詞+目的語です。ただし、フィンランド語は定型的な語順を持っていませんので、語順は自由です。

 自由な語順を持つ言語は名詞の役割を表す「」というものを有し、語順を変えてもある程度は通じる日本語にも格と似たもの(格助詞)があるように、フィンランド語も格があります。

 英語みたいに語順が絶対!少しでもズレるな、通じないから!(筆者は英語のこと詳しくない)ってことはありません。

人称語尾とolla動詞

 Olla動詞とは簡単に言えば、前の文と後ろの文をイコールで結ぶBe動詞みたいな動詞です。ロシア語みたいに名詞の次にいきなり代名詞…はあまりやってはいけません。日本語でも主語の次にいきなり代名詞はあまりやってはいけませんよね。("私、学生。"みたいな。)

 人称代名詞が変わればolla動詞の形も変わっていきます。以下の表はそれらの変化をまとめたものです。一般動詞にもこの人称語尾は適応されます。

単数 olleの変化 複数 olleの変化
minä (私) ole-n me (私たち) ole-mme
sinä (あなた) ole-t te (あなたたち) ole-tte
hän (彼・彼女) on he (彼ら・彼女ら) o-vat

  これらの変化(人称語尾)があることで、主語を省略することが可能となりました。

例文一覧

Minä olen opiskelija. (私は学生です。)

Sinä olet opiskelija. (あなたは学生です。)

 

イエヴァン・ポルッカ(Ievan Polkka)を歌ってみよう(カタカナあり)

発音を理解したらフィンランド語をある程度は読むことができはずです。一緒にイエヴァポルカを歌いましょう。(所々間違えてるカモ…)

"y"のところは「ウ」行としてしまいましたが、小さい「ユ」を入れる感じで発音します。

とりあえずカラオケを。

www.youtube.com

 

ヌアプリスタ クール セ ポロカン タフティ

Nuapurista kuulu se polokan tahti

ヤラカニ ポフイー クックッティ

Jalakani pohjii kutkutti

イェヴァン アイティ セ トュットーサ ヴァフティ

Ievan äiti se tyttöösä vahti

ヴァーン クッラハン イエヴァ セン ユトゥクッティ

Vaan kyllähän Ieva sen jutkutti

シッラ エイ メイタ シッロイン

Sillä ei meitä silloin kiellot haittaa

クン ムオ タンッシッメ ライアスタ ライターン

Kun myö tanssimme laiasta laitaan

サリヴィリ ヒップッ トゥップッ タップトゥ 

Salivili hipput tupput täppyt

アップッ ティップッ ヒリヤッレーン

Äppyt tipput hilijalleen

 

エヴァン スー オリ ヴェフナセッラ

Ievan suu oli vehnäsellä

コ インメイセッ オンネー トエヴォッティ

Ko immeiset onnee toevotti

ペア オリ メルカナ ヨカイセッラ

Peä oli märkänä jokaisella

ヤ ヴィウル セ ヴィンク ヤ ヴォエヴォッティ

Ja viulu se vinku ja voevotti

エイ タタ ポイコー マルクース ハイッター

Ei tätä poikoo märkyys haittaa

シッロン コ ラスコ ライアスタ ライターン

Sillon ko laskoo laiasta laitaan

サリヴィリ ヒップッ トゥップッ タップトゥ 

Salivili hipput tupput täppyt

アップッ ティップッ ヒリヤッレーン

Äppyt tipput hilijalleen

エヴァン アイティ セ カンマリッサ

Ievan äiti se kammarissa

ヴィルシア ヴェイサタ フイッユーッティ

Virsiä veisata huijjuutti

クン タマ ポルカ ナープリッサ

Kun tämä poika naapurissa

アンマン トゥットア ヌイユーッティ

Ämmän tyttöä nuijjuutti

イカ タタ ポイコー アンマッ ハイッター

Eikä tätä poikoo ämmät haittaa

シッロン コ ラスコー ライアスタ ライターン

Sillon ko laskoo laiasta laitaan

サリヴィリ ヒップッ トゥップッ タップトゥ 

Salivili hipput tupput täppyt

アップッ ティップッ ヒリヤッレーン

Äppyt tipput hilijalleen

 

<意味のない箇所>

ヒリパティ ヒリパティ ヒリパティ ヒッラー

Hilipati hilipati hilipati hillaa

ヒリパティ ヒリパティ ヒリパンパー

Hilipati hilipati hilipampaa

ヤリトゥリ ヤッラー タリトゥリ ヤッラー

Jalituli jallaa talituli jallaa

ティリタリ ティリタリ ティリタンター

Tilitali tilitali tilitantaa

ハリトゥリ ヤッラー ティリトゥリ タッラー

Halituli jallaa tilituli tallaa

ティリティリ ティリティリ ティリティリ タッラー

Tilitili tilitili tilitili tallaa

ハリトゥリ ティリタリ ヤッラティ ヤッラン

Halituli tilitali jallati jallan

ティリタリ タリタリ ヘレヴァンター

Tilitali talitali helevantaa

リンパティラッラー リピラピラッラー

Rimpatirallaa ripirapirallaa

ルンパティルッパ リピランプー

Rumpatiruppa ripirampuu

ヤッカリッタア リッパリ ラパラン

Jakkarittaa rippari lapalan

トゥリトゥリ ラッラン ティピラン トゥー

Tulituli lallan tipiran tuu

ヤトゥス トゥサッパリ ダッラン

Jatsu tsappari dallan

ティッタリ ティッラン ティトゥスタン ドゥッラー

Tittari tillan titstan dullaa

ディピダピ ダッラア ルッパティ ルピラン

Dipidapi dallaa ruppati rupiran

クリカン クッカ ヤ キリカン クー

Kurikan kukka ja kirikan kuu

ラトゥサトゥサー ヤ リピダビ ディッラ

Ratsatsaa ja ripidabi dilla

べリトゥスタン ディッラン デッラン ドー

Beritstan dillan dellan doo

ア バリッバッター バリッバリイバ

A baribbattaa baribbariiba

リビリビ ディスタン デッラン ドー

Ribiribi distan dellan doo

ヤ バリッラス ディッラン デイア ドーア

Ja barillas dillan deia dooa

ダバ ダバ ダバ ダバ ダバ ドゥヴヤ ヴー

Daba daba daba daba daba duvja vuu

バリスタル ディッラス ディッラン ドゥー バ ダガ

Baristal dillas dillan duu ba daga

ダイガ ダイダ ドゥウ ドゥウ デイガ ドウ

Daiga daida duu duu deiga dou

 

シエッラ オリ ルスティア ソイトン ヤラケーン

Siellä oli lystiä soiton jäläkeen

サイン ミナ ケッラン スックーッテー

Sain minä kerran sytkyyttee

コッティーン コ マンティー ニ アンマ セ リイテレイ

Kottiin ko mäntii ni ämmä se riitelj

ヤ イエヴァ ヨ アラコ ヌーフクーッテーク

Ja Ieva jo alako nyyhkyytteek

ミナ サノン イエヴァッレ ミタパ セ ハイッター

Minä sanon Ievalle mitäpä se haittaa

ラスケッマ ヴィエラヒ ライアスタ ライター

Laskemma vielähi laiasta laitaa

サリヴィリ ヒップッ トゥップッ タップトゥ 

Salivili hipput tupput täppyt

アップッ ティップッ ヒリヤッレーン

Äppyt tipput hilijalleen

 

ムオリッレ サノン ヨッタ トゥッケー スーシ

Muorille sanon jotta tukkee suusi

エン ルッペー スン テルヴェウッタス タッコーマー

En ruppee sun terveyttäs takkoomaa

テルヴェエナ ペアセッ ク コルヨーッ ルーシ

Terveenä peäset ku korjoot luusi

ヤ マーッ シータ ムルユース マッコーマー

Ja määt siitä murjuus makkoomaa

エイ タタ ポイコー ヘッルース ハイター

Ei tätä poikoo hellyys haittaa

コ アッコヤ フフキー ライアスタ ライターン

Ko akkoja huhkii laiasta laitaan

サリヴィリ ヒップッ トゥップッ タップトゥ 

Salivili hipput tupput täppyt

アップッ ティップッ ヒリヤッレーン

Äppyt tipput hilijalleen

 

セン ミナ サノン ヨッタ プッラ ピッター

Sen minä sanon jotta purra pittää

エイ ムア ニーン ヴォアン ニエラスタ

Ei mua niin voan nielasta

スアトゥ マンナ イテ ヴァイッカ ランネスタ イッターン

Suat männä ite vaikka lännestä ittään

ヴァーン ミナ エイ ルオヴ イエヴァスタ

Vaan minä en luovu Ievasta

シッラ エイ タタ ポイッコー カイノウス ハイッター

Sillä ei tätä poikoo kainous haittaa

シッロン コ タンッシー ライアスタ ライターン

Sillon ko tanssii laiasta laitaan

サリヴィリ ヒップッ トゥップッ タップトゥ 

Salivili hipput tupput täppyt

アップッ ティップッ ヒリヤッレーン

Äppyt tipput hilijalleen

 

★"Vaan"や"tukkee"みたいに最後が母音で終わる単語はしっかりと母音で発音するように「エ」とふってますが、伸ばしてもらっても問題ないです。エを強調しすぎないことです。

★カナ振ってあるところでほとんど発音しないところもあります。

★一つ一つの単語に忠実にカタカナを書きました。歌いやすいようには振っていません。

アルファベットと発音ルール

アルファベット

大文字/小文字 発音
A a アー
B b べー
C c セー
D d デー
E e エー
F f アェフ
G g ゲー
H h ホー
I i イー
J j イーー
K k コー
L l アェル
M m アェム
N n アェン
O o オー
P p ペー
Q q クー
R r アェル
S s アェス
T t テー
U u ウー
V v ヴェー
W w カクソイスヴェー
X x アェックス
Y y イュー
Z z ツェト
Å å ルオツァライネン・オー
Ä ä アェー
Ö ö オェー

★b,c,f,g,q,x,zは外来語や外国のものに対して使われるものであり、それ以外にはほとんど使われない。

フィンランド語のアクセント

 フィンランド語のアクセントは最初の母音にアクセントが置かれます。また、複合語*1にはくっついた単語ごとの最初の母音に第二アクセントがおかれます。

フィンランド語のイントネーション

 英語やロシア語、日本語みたく疑問文と普通の文章の時イントネーションを変えません。普通の文章と同じく文末は下げて発音します。

フィンランド語の母音

 フィンランド語の母音は【A,I,U,E,O,Y,Ä,Ö】です。母音が続けて二つになる場合は長く発音します。そのことを長母音といいます。

 また、違うアルファベットの母音が二つ並んでいる場合、母音をしっかりと発音します。

 例えば、"Suomi"はU,Oが重なってますので、「スオミ」と、"koivu"はOとIが重なってますので「コイヴ」としっかりと読みます。

母音の発音

a,aa…日本語の「ア」、「アー」と同じように発音。

i,ii…日本語の「イ」、「イー」と同じように

u,uu…口をしっかりしぼめて発音。ちょっとオの発音が混ざる感覚で。

e,ee…日本語の「エ」、「エー」と同じように。

o,oo…日本語の「オ」、「オー」と同じように。

y,yy…「ウ」行を発音するときの口で「イ」と言ってみる。

ä,ää…「エ行」を発音するときの口で「ア」と言ってみるように。

ö,öö…「オ」と「エ」の中間の音。日本語にはない。

母音調和

 母音調和とは、異なるグループの母音は外来語以外の単語の中で一緒にならないまさに磁石の関係を表すものです。

 フィンランド語は母音を発音した時の舌の位置によって8つの母音を3つのグループに分けてしまいます。舌の位置が前にあるものを「前母音」(ä,ö,y)、後ろにあるものは「後母音」(a,o,u)といいます。それらは一つの単語の中で同じになることはありません。

 その他には「中立母音」(i,e)というものがありますが、そちらはどちらのグループとも同じになれます。

 後尾格はこの原則に従うため、-ssa,-ssäのように2種類あります。

フィンランド語の子音

 フィンランド語の子音は当たり前のようですが、上記のアルファベットを除いたすべてです。子音も母音と同じく、続けて2つになっている場合は長く発音します。

k,kk…日本語の「カ」行と似た発音をします。kkは「ウオッカ」と言うような「ッカ」の音です。

p,pp…日本語の「パ」行と似た発音をします。ppも同じく「ピッポルコ」の「ッポ」を出すような音です。

t,tt…日本語の「タ、テ、ト」の発音です。ttも上記と同じく「ット」の音です。

s,ss…日本語の「サシスセソ」のように発音します。ssの場合はやはり前に小さい「ッ」が付属。

l,ll…「i」ではありません。上の歯に舌の先をあてて発音します。llの場合はしっかりと長く発音します。

r,rr…巻き舌のような震える音です。日本語にも方言によってはある音でしょう。巻き舌とか言いますが、舌は巻きません。日本語の標準語にはない発音ですので、練習あるのみです。

m,mm…日本語の「マ」行と似た発音をします。mmの場合は「ッマ」ではなく、ヨルダンの首都・「ア"ン"マン」の時のような「ン」という子音を発音をします。

n,nn…日本語の「な」行のように発音します。二つ並んだnnは日本語でもおなじみでしょう。普通に「ン」と発音してやってください。

nk,ng…「ガ」行のような発音です。鼻から息を出すように。ngはやはり「ンガ」という発音になります。

v…上の歯を下の唇につけるような「ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ」に近い音です。「バ」行ではありません。

j…英語では「ジャ」とか読みますが、ジャ行の読みではなく、スウェーデン語と同じく「ヤ」行の読みです。なので日本を表す"Japani"も「ジャパニ」ではなく、「ヤパニ」です。

h…「ハ」行の音に近いです。

d…日本語の「ダ、ディ、ドゥ、デ、ド」です。

b…外来語に使われます。日本語の「バ」行です。

f…外来語に使われます。vと同じように歯を唇にくっつけますが、ここでは「ファ」行の音に近い発音になるようにします。

g…外来語に使われます。日本語の「ガ」行です。

w…外来語に使われます。vと同じ発音です。「ヂ」と「ジ」みたいな

x…外来語に使われます。クsという読みをすると思ってください。

z…外来語に使われます。日本語のッです。

 

発音は日本人にとっては英語やロシア語、中国語より難しくはなかったと思います。日本語ローマ字転写とそれの読みができるなら、フィンランド語の単語も読めるものが多いです。

 

*1:日本語で言うとテレビゲームみたいに複数の単語がくっついて一つの単語となっているもの

フィンランド語の特徴

 皆さんはフィンランド語という言語がどのような言語か知っていますか。

 フィンランド語はウラル語族の言語であり、エストニア語、サーミ語、カレリア語、ハンガリー語と兄弟なる言語です。主にフィン族が使います。日本語もそれに属するという説もありますが、無力です。

 フィンランドでは約90%に当たる人が母語としています。ちなみに、フィンランド語にはスウェーデン語を母語とする住民が多く住むオーランド諸島など、フィンランド語以外の母語を話す地域もあります。

 スウェーデンノルウェー、ロシアといった国々に囲まれていますが、スウェーデン語・ノルウェー語やスラヴ語のロシア語とは文法も発音も全く違う言語です。発音に至っては日本語の方が近いと思ってくれてOKです。

 もちろん、日本人にとっては韓国語以上に学ぶのが難しい言語なのですが、日本人にとってはそんなに難しくない点も多くありますので、ノルウェー語やドイツ語なんかよりは学びやすいのではないでしょうか。発音も日本語に近いものがありますし、冠詞もありません。また、アクセントは一部の例外を覗き先頭にあるので、文字を見ただけじゃアクセントの位置を予測できぬ日本語や、ロシア語みたいにあーーーなんてことはあまりないと思います。

 無論、フィンランド語は日本語会話者にとって解せぬところも多々あり難しいと思います。英語より簡単だと思ってえいっていっても壁にドーンで終わるのでやめといた方がいいと思います。